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2023年4月

2023年4月26日 (水)

【相続土地国庫帰属制度】がスタートします!

行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。

令和5年4月27日から【相続土地国庫帰属制度】がスタートします。

この制度は、相続人が「不要と思う相続した土地」を手放し、国に引き取ってもらうことを可能とする制度です。

これまでに相続した土地も対象となります!

これから相続する土地だけでなく、過去に相続し現在所有の土地も対象となります。ですから、制度開始と同時に多くの方が関係する注目度大の新制度と言えますね。

こんな土地は引き取ってもらえません!

どんな土地でも手放せるのかというと、そうはいきません。要件をみてみると、次のような土地は引き取ってもらえません。

 ×建物・工作物等あり
 ×担保権の設定あり
 ×土壌汚染あり
 ×通路などが含まれる
 ×境界が明らかでない
 ×訴訟問題あり
 ×地下に撤去が必要なものあり

などです。

要件審査があります!

国に引き取ってもらえるかどうかの審査があり、審査手数料は14,000円、申請先は手放したい土地がある各都道府県の地方法務局(本局)になります。(支局・出張所では受付されません)

手放したい土地が遠方にある場合などは郵送での申請も可能です。

申請後、現地調査に同行を求められることもあるようですので、遠方で申請者が出向けない場合は頼める人にお願いしておく必要があるかもしれませんね。

申請してから結果が出るまでに半年~1年ぐらいを見込んでいるとのことです。(始まってみなければわからないという感じでしょうか)

承認されても無料で引き取ってもらえません!

要件審査を経て承認されたら、10年分の土地管理費相当額の負担金納付が必要となります。(負担金額の通知を受けてから30日以内に納付が必要)

「宅地」「田畑」「その他(雑種地・原野等)」は面積にかかわらず原則1筆あたり20万円ですが、、、

ただし、森林、市街地にある宅地・農地や農用地区域内の農地等は面積に応じ計算します。

一例として、

・農用地区域内にある1000㎡の農地:負担金1,128,000円
・10,000㎡の森林:負担金367,000円

法務省「相続土地国庫帰属制度の負担金」ページに詳細があり、Excelの自動計算シートもあります。

負担金納付と同時に国庫に帰属となります!

負担金を納付した時点で国庫に帰属となるため、申請者がその後の所有権移転登記の手続きをする必要はありません。

手放したい土地が要件を満たしているかどうか相談したい場合は、

各地方法務局(本局)で対面相談・電話相談に応じています。(事前予約が必要)

土地が遠方にあって管轄の法務局に出向くのが難しい場合は最寄りの地方法務局(本局)で相談することも可能です。時間を無駄にしないためにも手放したい土地の情報がわかる次のような資料を準備されることをおすすめします。

・登記事項証明書又は登記簿謄本
・法務局で取得した地図又は公図
・法務局で取得した地積測量図
・その他土地の測量図面
・土地の全体が分かる画像又は写真

必要な資料の収集や申請書類の作成が難しそう、、

そんなときは、ぜひお近くの行政書士にご相談ください。(各都道府県の行政書士会ページ

※この制度の申請書類作成代行が認められているのは、親族等以外では行政書士・司法書士・弁護士のみです。


2023年4月 3日 (月)

4月28日(金)岬町:落語で終活エンディングノート講座

行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。

大阪府岬町と泉佐野泉南医師会の共催による住民向け公開講座で、創作落語を交えて相続や終活に関する役立つお話させていただきます。

実は、3年前に同内容で講座をさせていただく予定が感染症拡大の懸念から急遽中止となりました。ですが、今回あらためてお話の機会をいただくことができました!感謝の気持ちでいっぱいです<(_ _)>

楽しくわかりやすくと思いますので、お近くの皆様ぜひお気軽にご参加くださいませ。エンディングノートの配布もありますよ。お会いできることを楽しみにしております!

岬町 在宅医療・介護連携推進事業 講演会
「楽しく学ぶ 落語で終活・相続講座」
日時:令和5年4月28日(金)14:00~15:30
会場:岬町文化センター1階 集会室
  (大阪府泉南郡岬町多奈川谷川1905-22)
講師:生島清身(行政書士 ・社会人落語家)
対象:岬町在住の方
内容:創作落語「天国からの手紙」
   遺言書、エンディングノート、人生会議のことなど
定員:約80名(申込多数の場合は抽選)
主催:岬町しあわせ創造部福祉課、一般社団法人泉佐野泉南医師会
協力:岬町社協地域包括支援センター、医療法人誠人会与田病院

お申込み方法は下記チラシをご参照ください。申込期限は4/14です。

230428

<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。仕事を休業し治療に励む傍ら着物好きが高じNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響もあり本格的に上方落語を勉強。繁昌亭落語家入門講座修了時に高座名「天神亭きよ美」を授かる。その後、行政書士試験に合格し行政書士事務所を開業。不妊治療を通して生命誕生の神秘に気づき、相続業務を通して本当に大事な物は何かについて考えたことを形にするべく遺言をテーマに家族や人生について考える落語「天国からの手紙」を創作。2011年より落語を交えた笑って学べる終活関連講演を各地で行い、近年「人生会議(ACP)」関連の講演依頼も増えてきている。
(過去に朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)

生島清身(天神亭きよ美)講演予定と実績・お問合せ先


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