落語で楽しく成年後見推進事業講演会
行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。
令和4年2月18日(金)富士宮市および富士宮市社会福祉協議会主催の富士宮市成年後見推進事業講演会でお話の機会をいただきました。
演題は「楽しく学ぶ 落語で終活・成年後見制度」
会場の富士宮市総合福祉会館 安藤記念ホールは収容人数345名ですが、感染症対策として定員100名として開催されました。
舞台には高座を設えていただき、まずは行政書士の知識を活かして作った相続遺言をテーマの落語「天国からの手紙」をお聴きいただきました。笑いどころが少ない落語ですが、マスク越しに要所要所で笑ってくださっているのがわかり大変嬉しく思いました。
休憩を挟み、高座から演台に変わってエンディングノートと成年後見制度のお話です。
落語「天国からの手紙」には遺言書の書き方が出てきますが、遺言書も大事だけれども思いやお考えを周りに伝えておくことも大事と思っていただける母と子の物語になっています。
お考えを伝えていただくのに役立つのがエンディングノートです。
エンディングノートは「死ぬ準備」という暗いイメージがあるかもしれませんが、「死」を意識することで人生には期限があること、ではその期限まで「どう生きよう」「自分らしく生きるには?」「悔いなく生きるには?」と、逆に「生きる」ことを考えることになるのです、といつもお話しています。
エンディングノートには難しいルールは一切ありません。そのなかで一般的にこういうことを書きますよと、5つの項目にわけてお話するのですが、
・私について
・終末期医療や介護についての希望
・葬儀やお墓についての希望
・財産、相続についての考え
・大切な人へ伝えたいメッセージ
このうち「財産、相続についての考え」と関連するところで、長生きしてもし認知症の症状が出たときにこのような支援制度がありますよと「成年後見制度」について、初めて知る方にもわかりやすくを心掛けて解説しました。
数十分で「成年後見制度」のすべてを理解するなんてできません。こういう制度があるんだということをまずは知っていただくことを目的に、難しい言葉は極力使わないようにと意識しながらお話させていただきました。
長生きすると認知症の症状が出るリスクが高まるわけですが、心配ばかりしていても仕方ありません。せっかくこの世に生まれてきたのですから、人生を楽しく自分らしく生ききるためには、と今回の講演会を通して考えていただけたらとの思いでお話しました。
当日は天候に恵まれ、新富士駅に到着すると富士山が歓迎してくれるかのようにはっきり姿をみせてくれていました。
この講演会は昨年(2021年)9月に予定されていたものが緊急事態宣言により直前に中止となり、日を変えてこの度開催となりました。
このような貴重な機会をいただき、関係者の皆様、足を運んでくださった市民の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました<(_ _)>
<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。仕事を休業し治療に励む傍ら着物好きが高じNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響もあり本格的に上方落語を勉強。繁昌亭落語家入門講座修了時に高座名「天神亭きよ美」を授かる。その後、行政書士試験に合格し行政書士事務所を開業。不妊治療を通して生命誕生の神秘に気づき、相続業務を通して本当に大事な物は何かについて考えたことを形にするべく遺言をテーマに家族や人生について考える落語「天国からの手紙」を創作。2011年より落語を交えた笑って学べる終活関連講演を各地で行う。(朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)
生島清身(天神亭きよ美)エンディングノート終活関連 落語講演予定・実績