在宅医療・介護連携推進事業で落語を交え看取り講演会
行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。
令和3年3月24日(水)武蔵村山市在宅医療・介護連携支援センター主催の住民向け看取り講演会で落語を交えてお話させていただきました。
題して「もしもに備えて落語で笑って学ぶ在宅療養」
行政書士なのに?看取りや在宅療養がテーマの講演??
自分でも不思議に思うのですが、これはすべて落語のおかげです(^^)
行政書士の知識を活かして創作した落語「天国からの手紙」は、相続遺言がメインテーマとなっていますが、お母さんがあの世へ旅立つ場面から始まり、
天国への案内人が、病室で息を引き取ろうとしているお母さんの様子を天国から見守り、こう呟きます。
「あ~あ、あんなに管つけられて、かわいそうになぁ、しんどいやろなぁ。元気なうちに家族の前で、延命措置はいらんとか、最期は家で看取ってほしいとか、その思いを伝えといたらこんなことになれへんのになぁ、、」
本当は家で静かに人生の幕を降ろしたかったお母さんですが、その思いを子どもたちにきちんと伝えてなかったことや、日頃ポチの世話をお願いしている向かいのヨシコさんにも財産の一部を遺したいが遺言書を作ってなかったことなどを、天国の入口まで来て後悔するという内容です。
落語の冒頭に「看取り」のシーンがあるので、在宅療養や人生会議(ACP)などのテーマの講演会にも呼んでいただけるのですね。多くの方が関心ある遺言相続のことが出てくるため足を運んでいただきやすいかもしれません。
医療・介護は専門分野ではありませんが、「人生をどう生ききりたいか」「悔いなく生ききるには」といったテーマは個人的に関心があり、話したいことがいくらでも出てくる感じです!
今回は、将来身体が動かなくなったとき、在宅療養という選択肢もあることを知っていただくのを目的として、必ず訪れる「死」から目をそらすのではなく「どう生ききりたいか」ということを日常でも周囲の方とお話していただけるようにと思いました。
在宅療養についてよくわかる本もいくつかご紹介しました。知らないことがあれば関連の本を読んだり専門家の話を聴いたりしてそれらを参考にしながら、自分の人生は自分で考え自分で選ぶことが大事です!ともお話しました。
在宅療養と直接関係しませんが、長生きすると発症のリスクが高まる認知症にも触れ、こちらも参考になる本をご紹介しました。理解を深めることで認知症への漠然とした不安は薄らいでいくはずです。
会場の武蔵村山市市民総合センター3階集会室では、座席間隔を十分取り、換気・検温・消毒・人数制限を行い感染症対策のもと開催されました。落語高座の前にはビニールシートを設えていただき、落語が終わればマスク着用でお話いたしました。
関係者含め6名のご参加となりましたが「より多くの方に聴いていただきたかった」というご感想をいただき嬉しい限りです。
武蔵村山市在宅医療・介護連携支援センターでは、2019年度に第1回看取り講演会を開催され、今回が第2回目の看取り講演会でした。コロナ禍でもこのようにお話の機会をいただき、関係者の皆様に心より感謝申し上げます<(_ _)>
今回初めてしたピンピンコロリ神社のお話、またどこかでしたいです(笑)
<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。仕事を休業し治療に励む傍ら着物好きが高じNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響もあり本格的に上方落語を勉強。繁昌亭落語家入門講座修了時に高座名「天神亭きよ美」を授かる。その後、行政書士試験に合格し行政書士事務所を開業。不妊治療を通して生命誕生の神秘に気づき、相続業務を通して本当に大事な物は何かについて考えたことを形にするべく遺言をテーマに家族や人生について考える落語「天国からの手紙」を創作。2011年より落語を交えた笑って学べる終活関連講演を各地で行う。(朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)
生島清身(天神亭きよ美)終活関連 落語講演予定・実績