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2019年11月18日 (月)

病院主催の市民講座で落語で学ぼう人生会議(ACP)

行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。

令和元年11月17日(日)熊本労災病院主催の市民公開講座で、

 あっぱれ人生!落語で学ぼう!「人生会議」

と題して落語を交えてお話させていただきました。

冒頭で、医師による「人生会議(ACP)」の概略説明、看護師による事例ミニ発表があり、続いて私の出番です。

※人生会議(ACP)とは、
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。(厚生労働省HPより)

会場のやつしろハーモニーホール大会議室はスクール形式で、「シーン」と静まり返るなか出囃子を流していただき登壇、皆さんの緊張をほぐしながら話を進めていきます。(うまくできているかわかりませんが、、)

まずは、自作の落語「天国からの手紙」をお聴きいただきます。要所要所で笑ってくださり、ホッとしました(^^;)

行政書士の知識を活かして作った落語ですので遺言書のことが出てきますが、看取りのシーンもあり「人生会議」を意識するのにマッチした内容となっています。

落語のあとは、法律の専門家として遺言書のミニ解説と来年始まる遺言書保管法のお話をしました。そして、財産をどうするかも大事ですが、人生の最終章を考えるにあたって外せない悔いなく生きるためにとても大切なこととして、医療の専門家ではない立場で私なりに「人生会議」のお話をしました。

・死を意識することは悪いことではない
・死を意識することで限りある人生をどう生きようかと考えることになる
・死は見方を変えたら「生ききる」こと、どう生ききりたいか
・選択肢があるから「人生会議」をする
・選択肢があるのは幸せなこと
・どんな選択肢があるのか?知識を得ないと選べない
・少し知識を得たうえで、自分はどう考えるか
・人生の幕を降ろすとき自分はどうありたいかを考える
・その考えを早いうちに家族や周囲に伝える
・「人生会議」は悔いなく生きることに直結する大切なこと

明日どうなるかわからないのは年齢問わず同じですから、若い方も他人事と思わずに自分のこととして一度考えてみてくださいとお話しました。

病院主催でこのような市民講座が開催されるのは大変意味のあることと思います。

私は講演時にいつも「平穏死」に触れますが、熊本労災病院では過去に「平穏死」の提唱者である石飛幸三先生を講師としてお招きされたことがあるとのことでした!

人生の最終章、自分の考えをご家族や周囲に伝えておくことが大事と考えていただける私の落語「天国からの手紙」が、このような「人生会議」をテーマの講座にお役に立つのでしたら本当に嬉しいです。

熊本労災病院の院長先生が、私が大阪で落語を習っていた繁昌亭の支配人さんと高校の同窓生であると知り、こんなところで繋がるご縁を不思議に思いました。

熊本労災病院の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。ご参加いただいた八代市民の皆様、貴重な日曜に時間を割いてお越しいただきありがとうございました<(_ _)>

落語で学ぼう人生会議

●落語を交えた講演に関するお問合せ先
きよみ行政書士事務所 生島清身(いくしまきよみ)
E-mail:kiyomijimusyo★nifty.com 電話:03-6884-1848
(★を@に変えてメール送信してください)

<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。仕事を休業し治療に励む傍ら着物好きが高じNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響もあり本格的に上方落語を勉強。繁昌亭落語家入門講座修了時に高座名「天神亭きよ美」を授かる。その後、行政書士試験に合格し行政書士事務所を開業。不妊治療を通して生命誕生の神秘に気づき、相続業務を通して本当に大事な物は何かについて考えたことを形にするべく遺言をテーマに家族や人生について考える落語「天国からの手紙」を創作。2011年より落語を交えた笑って学べる終活関連講演を各地で行う。(朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)

生島清身(天神亭きよ美)エンディングノート・落語講演予定・実績


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