きよみ行政書士事務所（生島清身）

行政書士：生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。

令和元年6月7日（金）久慈市文化会館（アンバーホール）小ホールで開催の久慈地域権利擁護市民セミナーでお話させていただきました。

久慈市社会福祉協議会主催で、演題は、

「楽しく学ぶ 落語で相続・遺言」
～住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために～

まず初めに、行政書士＋社会人落語家として創作した相続をテーマの落語「天国からの手紙」をお聴きいただきました。

自筆証書遺言の書き方が出てきますが、遺言書も大事だけれどもお考えや想いを家族や周囲に伝えておくことも同じぐらい大事と感じていただけるように創作しました。

落語のあとは行政書士として、遺留分や法定相続情報証明制度などの相続ミニ知識と、遺言書について自筆証書遺言・公正証書遺言の違いや作成方法の解説をいたしました。

権利擁護という観点からも、お元気なうちに遺言書を作成し自分の意思を明確にして財産を次の世代に継承していくことは大切ですし意味のあることと思います。

また、民法改正による最新情報もお伝えしました。

・自筆証書遺言の方式が緩和された！（財産目録は自筆でなくても可となった）
・今年７月から故人の預貯金を相続人単独で引き出すことが可能に！
・来年７月から法務局で自筆証書遺言を預かってくれる制度がスタート！

などです。

特に、２０２０年７月１０日「遺言書保管法」が施行されると、これまで自筆証書遺言では不安に思うところが一挙に解消されるだろうメリットについてお話しました。

法務省による「遺言書に関するニーズ調査」では、

「（自筆証書遺言ではなく）公正証書遺言を作成した理由」を尋ねたところ、

・１番多い理由が、
「法律の専門家である公証人が確実に有効な遺言書を作成してくれるから」

・２番目の理由が、
「（公証役場での）保管が確実で、偽造、改ざんの恐れがないから」

・３番目の理由が、
「（死後に）家庭裁判所による検認の手続きの必要がないから」

遺言書保管法が施行され法務局で自筆証書遺言を預かってもらえるようになると、

まず２番目の理由はクリアされますね。
法務局で保管されるので安心です。

３番目の理由もクリアされます。
法務局に預けた自筆証書遺言は同じように検認の手続きは不要となります。

１番多い理由もクリアされると思います。
法務局で預かる遺言書は「法務省令で定める様式に従って作成」となっていますので、誰もが確実に有効な遺言書が作成できるようになるはずです。

もし法的チェックなしに法務局が遺言書を預かって、さぁ必要だというときに「これ使えませんね」ではなんのこっちゃですからね(^^;)

相続や遺言書の法的なお話は難しくなりがちですが、最初に落語でストーリー仕立てで笑いとともにお聴きいただくと、あとの解説の理解度がすすむように思います。落語ってすばらしいですね！

今回、落語の途中でセリフが出て来ずに、でもなんとか乗り切ることができましたが、こんなことがないようにと思います、、あは(^^;)

久慈はNHK朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として有名です。講演前にミニ観光させていただき、まめぶ汁もいただくことができました。

久慈市社会福祉協議会の皆様の細やかなお心遣いに感謝申し上げます。大変お世話になり、ありがとうございました<(_ _)>

●落語を交えた講演に関するお問合せ先
きよみ行政書士事務所　生島清身（いくしまきよみ）
E-mail：kiyomijimusyo★nifty.com　電話：03-6884-1848
（★を@に変えてメール送信してください）

＜生島清身（天神亭きよ美）のプロフィールです＞
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後､41歳で不妊治療をスタート。仕事を休業し治療に励む傍ら着物好きが高じNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響もあり本格的に上方落語を勉強。繁昌亭落語家入門講座修了時に高座名「天神亭きよ美」を授かる。その後、行政書士試験に合格し行政書士事務所を開業。不妊治療を通して生命誕生の神秘に気づき、相続業務を通して本当に大事な物は何かについて考えたことを形にするべく遺言をテーマに家族や人生について考える落語「天国からの手紙」を創作。2011年より落語を交えた笑って学べる終活関連講演を各地で行う。（朝日・読売・毎日・産経各紙面、ＮＨＫニュースで取り上げられる）

生島清身（天神亭きよ美）エンディングノート・落語講演予定・実績