落語セミナーで終活~最後まで自分らしく生きる
行政書士:生島清身のページをご覧いただきありがとうございます。
平成30年11月19日(月)徳島県社会福祉協議会主催の「落語で終活~最後まで自分らしく生きる~」と題した平成30年度権利擁護・成年後見セミナーでお話させていただきました。
開催1か月前に申し込みが定員(200名)に達したという情報を知り、びっくり!会場のふれあい健康館は満席となりました。
第1部で日本尊厳死協会四国支部徳島副代表の木下英孝医師の「最後まで自分らしく」と題した講演があり、終末期の尊厳のお話なのに随所に笑いをとり難しい言葉は使わず、でも大切なポイントはしっかり押さえた聴きやすくわかりやすい講演でした。
木下先生は徳島市内で開業されているクリニックの院長で在宅医療・自然な形での看取りに力を入れていらっしゃいます。この日も外来診療と訪問診療の合間を縫っての講演でした。
木下先生のお話で会場がとても和やかな空気感となっていたので、それを受けての第2部の私の講演は最初から拍手と笑いをたくさんいただくことができました。有難いことです。
最初に、相続をテーマの自作の落語「天国からの手紙」をお聴きいただきます。笑いどころではしっかり笑ってくださるし、そうでないところでも笑ってくださるし、どうしたんだろう?と思うぐらい笑ってくださいました(笑)。
行政書士の知識を生かして作った落語で遺言書の書き方が出てきますが、最後はあの世へ行くお母さんが子どもたちに想いを伝えるためにお手紙を書くという、最後はホロっとする人情噺です。
主人公がお母さんなので女性の方には共感していただきやすく、男性の方にとっては最後のオチが残念な結果となっていて、モヤモヤするかもしれません。すみません(^^;)
落語のあと「天国からの手紙」で表現している私の死生観について少し触れました。
私は不妊治療を経験したことで、「いのち」や「生命の誕生」についていろいろ考えるようになり、さまざまな本を読みました。そのことから、あの世についても考えるようになったのです。
創作落語「天国からの手紙」をお聴きいただくと、「死」は生きている延長線上にあって、あの世もそんなに悪くなさそうだと感じていただけるのではないでしょうか。そうだと嬉しいです。
そして、いつか別れるご家族や周囲の方々が困ったり迷ったりしないように、いまのうちに自分の考えをきちんと伝えておくことが大事だと、自然と気づいていただける内容です。
そのために、ぜひエンディングノートを活用してくださいというお話をしました。
明日どうなるかわからないのは年齢問わず同じです。高齢者ばかりでなくご家族や周囲の皆さんとともに、終末期のこと、看取りのこと、相続について、葬儀やお墓の希望など、これを機会にひとりひとりがどんな考えを持っているのか、話し合うきっかけになればと願います。
私にとっても大変勉強になる会でした。関係者の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました<(_ _)>
●落語を交えた講演に関するお問合せ先
きよみ行政書士事務所 生島清身(いくしまきよみ)
E-mail:kiyomijimusyo★nifty.com 電話:03-6884-1848
(★を@に変えてメール送信してください)
<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。
仕事を休業し治療に励む傍ら、着物好きが高じ繁昌亭落語家入門講座に通い、その後「天神亭きよ美」という高座名で社会人落語会に参加。
また、不妊治療を通して「いのち」について深く考えはじめる。
行政書士試験合格後、きよみ行政書士事務所を開業。相続業務の一環として、カルチャー教室にてエンディングノート講座講師を務めたのを機に、市民講座や終活セミナー等でエンディングノートを活用し人生を見つめ直してみることを提案する講演活動を始める。
遺言知識を深める落語「天国からの手紙」を創作し、落語の力を借りて遺言・相続を前向きに明るく伝えることに挑戦中。
(朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)
生島清身(天神亭きよ美)エンディングノート・落語講演予定・実績