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2017年12月20日 (水)

在宅看取を考える住民のつどいで落語とエンディングノート

平成29年12月16日(土)豊栄のさと文化ホール(滋賀県豊郷町)で開催の住民のつどいin豊郷の第2部で創作落語「天国からの手紙」とエンディングノートのお話をさせていただきました。

豊郷町及び医療福祉を推進する湖東地域協議会主催の「住み慣れたまちで安心して最期を迎える」住民のつどいです。

第1部では、彦根医療福祉推進センター所長の切手俊弘氏がコーディネーターとなり、在宅医療・在宅看取りの実践報告がありました。

地域の医師による訪問診療の説明、看護師による訪問看護のこと、ケアマネージャーと薬剤師からも在宅医療・在宅看取りにおける関わりについての話があり、私もたいへん勉強になりました。

在宅看取りの体験者として、花かたばみの会代表の井川さんの「家族の立場から」と題した体験談発表は会場の多くの人の心に届いたことと思います。

そんなお話を受けての第2部では、まず終活をテーマの創作落語「天国からの手紙」をお聴きいただきました。行政書士の知識を生かして作った落語ですので、相続のこと遺言書の書き方が出てきますが、内容は人生や家族について考えていただけるものです。

この落語を通して「想いを伝えることが大事」と感じ取っていただけるようにといつも口演しています。そして、自分の考えをまとめたり、ご家族や周囲に想いを伝えることのできるツールとしてのエンディングノートのお話へと繋いでいきます。

「死」は誰にでも訪れることですが、そんなこと考えたくないのが普通ですね。でも、「死」は見方を変えたら「生ききる」こと。「死」と向き合うことで、そこまでどう生きていくか、悔いなく生きるには、自分らしく生きるには、生ききるには、と「生きる」ことを考えることになります。

第1部のお話では共感できるところがたくさんありました。このようなつどいに参加させていただくごとに、在宅医療、在宅看取りを希望する方の想いが自然に叶う社会になっていけばいいなと思います。

自分の考えをまとめたり、それを周囲に伝えるためにエンディングノートは優れたツールです。死ぬ準備ではなく、よりよく生きるためにぜひご活用いただきたいです。

3年前に参加させていただいた「滋賀の医療福祉を守り育てる県民フォーラム」のときと同じように、「死」という重いテーマも落語があれば笑いのなかで考えていただける、落語の力を再認識した一日でした。

豊郷町の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました<(_ _)>

落語で学ぶ終活・在宅看取り

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●講演に関するお問合せ先
きよみ行政書士事務所 生島清身(いくしまきよみ)
E-mail:kiyomijimusyo★nifty.com 電話:03-6884-1848
(★を@に変えてメール送信してください)

<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
行政書士・社会人落語家
大阪市出身、2015年8月より東京都在住。
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。
仕事を休業し治療に励む傍ら、着物好きが高じ繁昌亭落語家入門講座に
通い、その後「天神亭きよ美」という高座名で社会人落語会に参加。
また、不妊治療を通して「いのち」について深く考えはじめる。
行政書士試験合格後、きよみ行政書士事務所を開業。
遺言・相続業務の一環として、カルチャー教室にてエンディングノート講座
講師を務めたのを機に、市民講座や終活セミナー等で、エンディングノート
を活用し人生を見つめ直してみることを提案する講演活動を始める。
遺言知識を深める落語「天国からの手紙」を創作し、落語の力を借りて
遺言・相続を前向きに明るく伝えることに挑戦中。
(朝日・読売・毎日・産経各紙面、NHKニュースで取り上げられる)

生島清身(天神亭きよ美)エンディングノート・落語講演予定・実績


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