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2012年8月

2012年8月22日 (水)

士業も無関心ではいられない、不妊治療の現状を知る良い機会が9月1日、2日に

「不妊」はもう一部の人だけの問題ではありません。いまや7組に1組のカップルが不妊に悩んでいる計算になるそうです。

晩婚化がすすみ出産年齢も上がってきて、いざ子どもが欲しいと思ったときには出産適齢期を過ぎていた、現代社会では仕方のないことかもしれません。

社会のニーズから育児休暇、介護休暇が設けられたように、今後は少子化対策として不妊治療休暇も設けられるべきと、私は考えています。

企業の就業規則を作成する社労士や行政書士の皆さん、あと10年もしたら「不妊治療休暇」は当たり前のことになっているはず。いまから不妊治療の現状について知識を蓄えておかれませんか?

国内外の不妊治療体験者の話が聴ける国際会議が9月1日、2日に京都・大阪で開催されます。参加無料、どなたでもご参加いただけます。(開催概要は下記)

また、生殖医療技術はどんどん進んでいて、体外受精はもう珍しいことではなく、代理母、卵子提供も海外であれば選択できるようになってきました。

生殖医療技術が進むなか、法整備は追いついていないと言われています。

日本国内でも精子提供は行われています。精子提供を受けて生まれた赤ちゃんは嫡出子として夫婦の戸籍に入るのでしょうか。

明らかに第三者の精子提供で生まれた子とわかれば、嫡出子として認めてもらえません。しかし、役所に届出るときにわざわざ「精子提供を受けました」とは言いませんから、普通に夫婦の子として戸籍に入ります。

では、卵子提供を受けて生まれた子はどうでしょうか。明らかに第三者の卵子提供があったとわかっていても、その女性が確かに出産したという事実で嫡出子と認められます。野田聖子議員の場合がそうですね。

では、代理母の場合は?

戸籍に関わることでは、多くの士業の皆さんも無関心ではいられないはず。今回の国際会議では戸籍の問題は取り上げられないかと思いますが、まずは不妊治療の現状を知っておくという意味で聴講されて損はないと思います。このような機会はめったとないので、お時間があればぜひご参加ください。

私は不妊治療経験者として、この国際会議のボランティアスタッフをしています。開催概要は以下の通りです。多くの方とともに、不妊治療を考える日になればいいなと思っております<(_ _)>

(転載大歓迎です!ぜひ周囲の皆さまにお知らせください)
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iCSi国際会議
http://j-fine.jp/matsuri/2012/matsuri.html#label-2
日時:2012年9月1日(土)13:00~17:00(予定)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス:創思館 カンファレンスルーム
   (京都市北区等持院北町56-1  衣笠キャンパス)
内容:シンポジウム
(講演は逐次通訳が入りますので日本語で聴いていただけます)
定員:130名(予約優先:定員になり次第締切)
参加費:無料
主催:iCSi/NPO法人Fine(Fine祭り実行委員会)
協力:立命館大学 人間科学研究所/フィンレージの会

◎プログラム内容は…、

・不妊治療は何歳まで?/京野 廣一(京野ARTクリニック理事長)
・不妊の人のためのホリスティックケア/デビー・パノウィッツ(文筆業 キネシオロジスト 栄養士)
・国境を越えた不妊治療 ヨーロッパの場合/ペトラ・ソーン(博士・ドイツ不妊カウンセリング学会理事)
・国境を越えた不妊治療 アジアの場合/松尾 瑞穂(新潟国際情報大学 講師)
・卵子提供による出産~アルゼンチンの一家族の経験から~/エステラ・シャルドン(心理士 ブエノスアイレス大学心理学部教授 コンセビール理事)

ASPIRE iCSiセッション(国内外の不妊体験者たちによる発表)
http://j-fine.jp/matsuri/2012/matsuri.html#label-4
日時:2012年9月2日(日)15:00~16:30(予定)
会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)   
   (大阪市北区中之島5-3-51)
内容:シンポジウム
(講演は同時通訳が入りますので日本語で聴いていただけます)
 *通訳機器代金1,000円・予約が必要
定員:350名(予約優先:定員になり次第締切)
参加費:入場は無料
(*通訳機器が必要な人は有料・必ず予約が必要 1台1,000円)
主催:ASPIRE/iCSi
共催:NPO法人Fine(Fine祭り実行委員会)
協力:フィンレージの会

◎プログラム内容は…、

・ART施設の質向上のための患者としての取り組み~JISART施設審査における患者審査委員の経験をふまえて~/松本 亜樹子(iCSiコミュニティ運営委員/NPO法人Fine理事長)
・代理出産:日本のケースから/仙波 由加里(桜美林大学・スタンフォード大学客員研究員/フィンレージの会スタッフ)
・代理出産:オーストラリアのケースから/サンドラ・ディル(iCSiコミュニティ理事長/アクセス・オーストラリアCEO)
・カウンセリング:患者を中心においたケアという考え方/ペトラ・ソーン(博士 ドイツ不妊カウンセリング学会理事)
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2012年8月 4日 (土)

エンディングノート市民講座(糸魚川市社会福祉協議会)

9月1日(土)に、新潟県糸魚川市にて、「遺言知識を深める落語」と「エンディングノート活用術」講演をさせていただくことになりました。

Photo_5
・日時:平成24年9月1日(土)午後1:30~3:30
・場所:ビーチホールまがたま
・内容:【落語】遺言知識を深める落語
            「天国からの手紙」
    【講演】エンディングノート活用術
・定員:40名
・申込先:糸魚川市社会福祉協議会

詳しくは「社会福祉法人 糸魚川市社会福祉協議会」のページをご覧ください。
http://www6.plala.or.jp/i-shakyo/jouhou120723.html

大阪を離れて落語をさせていただくのは初めてのことです。大阪弁のままでいいんやろか?大阪でするのとは雰囲気が違うのかな~なんて思ったりしますが、自分でも楽しみにしています。

ご参加いただいた方が、聴いて良かったな~とちょっとほっこりしていただけるような、人生がちょっと楽しくなるような、そんな講座になればと思っております。

糸魚川市の皆さま、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>

遺言・相続の知識を深める落語「天国からの手紙」について
エンディングノート講座について

<生島清身(天神亭きよ美)のプロフィールです>
秘書業務、インターネット関連業務を経験後、41歳で不妊治療をスタート。
仕事を休業し治療に励む傍ら、着物好きが高じ繁昌亭落語家入門講座に
通い、その後「天神亭きよ美」という高座名で社会人落語会に参加。
また、不妊治療を通して「いのち」について深く考えはじめる。
行政書士試験合格後、きよみ行政書士事務所を開業。
遺言・相続業務の一環として、カルチャー教室にてエンディングノート講座
講師を務めたのを機に、市民講座や終活セミナー等で、エンディングノート
を活用し人生を見つめ直してみることを提案する講演活動を始める。
遺言知識を深める落語「天国からの手紙」を創作し、落語の力を借りて
遺言・相続を前向きに明るく伝えることに挑戦中。

●講演に関するお問合せ先
きよみ行政書士事務所 生島清身(いくしまきよみ)
E-mail:kiyomijimusyo★nifty.com
(★を@に変えてメール送信いただくか、こちらをクリックしてください)
お電話でのお問い合わせはこちらをご覧ください。

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